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February 21, 2010

パーカッションベンチレーター ID:1266741027カテゴリー » 動物病院ニュース

呼吸困難な老猫が来院しました。診断の結果、乳び胸と判明。乳び胸とは胸管から漏出した乳び(腸管からの脂肪球を含むリンパ液)が胸腔内に貯留した状態をいいます。このため肺が膨らまず呼吸困難となるのです。胸腔に管を入れ排液処置の結果、呼吸状態はだいぶ改善されたのですが、片肺の一部無気肺がどうしても改善されず今回、呼吸理学療法のパーカッションベンチレーターを使用することになりました。パーカッションベンチレーターは気道を段階的に拡張し肺内の分泌物を流動化し排痰促進し酸素、炭酸ガス交換を向上させます。写真は麻酔下で気管挿管し行っている所とマスクで行っている所です。少しずつ改善がみられていますが時間がかかりそうです。

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Up — posted by shimoe-s @ 05:30PM


膣留水症(膣水瘤) ID:1266725684カテゴリー » 動物病院ニュース

老齢の雌ヨーキー、陰部から膿汁が出るとのことで来院されました。血液検査で炎症反応上昇、エコー検査で子宮腫大を確認。通常、お産の経験が無く発情終了後1〜2ヶ月経った頃、何となく元気無く食欲不振で、やけに水ばかり飲む。こんな症状の時、子宮に膿汁などが貯まる子宮蓄膿症をよく診察します。今回もこの症状であった訳ですが手術してみると子宮蓄膿症以外にも膣留水症がありました。膣留水症は先天疾患で膣弁遺残が原因となることが多く、子宮内膜から分泌される液体の排泄口が無い為に膣内に液体が蓄積されて腫瘤となるものです。この症例は膣弁が完全に残るタイプで無かったため陰部より”おりもの”があったわけですが珍しい症例でした。

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写真の左より腫大した子宮蓄膿そして丸い膣水瘤。引っ張っているのが膀胱(膣水瘤と癒着している)。


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摘出した卵巣、子宮蓄膿、膣水瘤。

Up — posted by shimoe-s @ 01:14PM

January 03, 2010

2010年幕開け ID:1262494629カテゴリー » 動物病院ニュース

新年明けまして御目出度うございます。本年も宜しくお願い致します。
神奈川の動物病院に勤めている娘も帰省し、久しぶりにゆったりと正月を過ごす事が出来ました。
4日より平常通り仕事に入ります。

暮れに腸切除したコーギーも食事を催促し喧しいぐらい元気になったので明日退院です。





ドブレの薪ストーブ
薪の炎を眺めていると暖かく心穏やかにゆったりと時間が過ぎます。



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Up — posted by shimoe-s @ 01:57PM


仕事納め ID:1262473953カテゴリー » 動物病院ニュース

平成20年も仕事納め...と思いきや。嘔吐、元気なしのコーギー君来院。診断の結果、腸閉塞による腹膜炎。
ボールが閉塞し、すでに腸壊死の状態。小腸を40㎝切除し吻合無事終了。この時期このような病気を毎年のように診ます、注意して下さい。  今年も下江動物病院を尋ねて来られました皆様、ありがとうございました。色々ご不満の点あったと思いますがお許し下さい。日々精進してまいりますので来年も宜しくお願い致します。





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すでに腸は変色し壊死状態。
黒い重たいボールが閉塞した結果なのです。

いつもグロテスクな写真をアップして申し訳ありません。現実を見て欲しいためなのです。

Up — posted by shimoe-s @ 08:12AM

December 27, 2009

ミイラ胎仔 ID:1261908490カテゴリー » 動物病院ニュース

4歳の雌ミニチュアダックスフントがワクチン注射後、元気が無く階段を上らなくなったと言うことで来院されました。
この犬種にありがちな椎間板ヘルニアを疑い、神経学的検査の後レントゲン撮影を行いました。椎間板ヘルニアは否定されたのですが、お腹の中にミイラ化した胎仔が写っています。改めて話しを聞いてみると3ヶ月前に2匹を正常分娩しているとのこと。ミイラ化した胎仔がまだ子宮に残っていることになります。血液検査も異常がなく今回の症状とミイラとの関連性はハッキリしませんが相談の結果、摘出することになりました。が....子宮はすでに小さく元の状態に復帰しています。子宮内に胎仔は見当たらず、腹腔の大網に包まれた状態で発見です。犬ではまれな子宮外妊娠か....と考えながらも癒着した大網と共にミイラ胎仔を取り出しました。その後、卵巣.子宮を精査したのですが大きな異常部位は確認出来ず閉腹終了。通常このような場合、子宮.卵巣も同時に摘出(避妊手術)することが多いのですが、これからもお産させる予定と言うことなので子宮卵巣はそのままにしておきました。今回の件、仮説ですが受精卵が卵管から脱出し腸間膜、大網に着床し初期胎盤の機能を果たし胎仔は発育していたのか...? 取り出したミイラは写真の様に骨格形成が妊娠末期の胎仔と同じく出来上がっているため、恐らく分娩時に子宮破裂を起こし胎仔は腹腔内に脱出し大網に取り囲まれ時間と共にミイラ化し、子宮破裂部位は自然治癒したものと考えますが、子宮の傷跡が見られなかったのは不思議で何ともミステリアスな症例です。
今回の件、ワクチン接種が引き金で判った訳ですが、このワンちゃん翌日には元気に退院していきました。

miruki

















子宮内でなく腹腔内に胎仔が...

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大網に包まれた胎仔

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大網を取り除いた胎仔(ミイラ変成)

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Up — posted by shimoe-s @ 07:08PM

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