



— posted by shimoe-s at 07:08 pm
— posted by shimoe-s at 01:51 pm
イネ科植物の種のノギ(芒)が散歩中草むらに入る犬猫に害を加えることがあります。よく診る事件に耳の中にノギが入り込み鼓膜等を傷つけ痛みのために頭を振り鳴き叫ぶ犬。眼の中(瞬膜の内側)に入り目やにがいつまでも止まらない犬。足の指間皮膚に入り込み赤い腫れ(炎症)がいつまでも引かない犬。今回、眼の下が腫れて来院した初老のラブラドルリトリバーです。視診、触診にて根尖周囲病巣あるいは腫瘍を疑いました。精査の為、麻酔下にて口腔内レントゲン検査とバイオプシー検査、歯石除去を施しました。バイオプシーのため腫れている歯根部を切開すると膿と一緒にノギが出て来ました。草を食べてる時にどうもノギが歯肉より入り込み歯根に膿瘍を作ったようです。バイオプシーの結果、腫瘍は否定され安心しましたが、犬では上顎第4前臼歯の根尖周囲病巣で眼下が腫れたり、排膿をみたりすることが多いです。ノギが原因となった例は初めての経験でした。
ピンセットで摘んでいるのが取り出したノギ。
— posted by shimoe-s at 10:19 pm
半年前に食べた玩具のスポンジが今になって腸閉塞を起こした例です。柔らかいスポンジが長く胃内に留まるうち、胃液の影響で硬くなり腸に送り込まれ細い十二指腸で閉塞を起こしたと思われます。
脾臓に発生した血管肉腫です。腫瘍からの出血で他臓器との癒着を起こし腹痛として診断に結びつくことがあります。腫瘍が大きくなっても症状がみられない例が多々あります。— posted by shimoe-s at 11:08 am
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