猫の前十字靭帯断裂ID:1289984483-

前十字靭帯断裂は膝関節内の大腿骨と脛骨を繋ぐ靭帯が切れてしまう病気です。事故や激しい運動などで膝に急激な圧力が加わることが断裂の原因となりますが、加齢による靭帯の脆弱化、肥満による膝関節への負担増加が原因となる場合もあります。この疾患は犬に多いのですが此のたび肥満の猫に認められたのでアップしてみました。治療は靭帯の再建手術になることが多いです。この猫の場合、人工靭帯を用いた関節外制動術という方法を行ないました。

膝関節を開けたところ。上のピンセットで摘んでるのが切れた前十字靭帯です。
1122

1133

肥満です。

1144

台に飛び上がり損ねて負傷。

本日、抜糸。

— posted by shimoe-s at 06:01 pm  

 

超大型犬ID:1289976149-

超大型犬グレート.デーン。体重54k,体高75cm、ドイツの国犬です。これから乳腺腫瘍摘出手術するべく手術台に寝かせたところです。手術台から足を伸ばせば、はみ出してしまいます。吸入麻酔を維持するため気管内へ気管チューブを挿入しますが、ヒト用の一番大きい物でも気管内へ届きません。下記の特別に長い気管チューブを使用することになります。滅多に登場しない代物なので紹介してみました。
IMG_0068_2

手術台からはみ出る背丈。
IMG_0076

上がヒト用の一番大きいサイズの気管チューブ。下が犬用の長いサイズの気管チューブ。これでも大型犬は口吻が長いのでギリギリセーフなのです。

— posted by shimoe-s at 03:42 pm  

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0078 sec.