熱中症(熱射病)ID:1151240298-

日本の高温多湿のこれからの季節、熱射病が増えてきます。犬は概して寒さに強く、暑さに弱い動物ですが、人間と違い汗腺が発達していません。その為、汗をかかず口を開けてハアハアして体温調整をします。暑い時間帯の外の散歩、日陰の無い風通しの悪い場所に繋がれた状態、閉め切った蒸し暑い部屋・車の中などにいますとハアハアだけでは体温調整が出来ず高体温になります。初期の症状は“あえぐ呼吸”“大量のよだれ”です。また雷・稲光・雷雨などに恐れる犬は興奮のあまり高体温になり熱中症状を引き起こすことがしばしば見受けられます。注意してください。応急処置ですが、ホースで水をかけたり、水を入れた浴槽につけたり、アイスノン・冷たいタオルを体にかける等をして体温を下げる工夫と口のよだれをぬぐって呼吸をしやすくしてください。肥満の犬、短頭種(シーズー・パグ・ブルドッグ・ボクサー・ペキニーズなど)、日頃ガアガアと呼吸音のうるさい犬、イビキの高い犬などは熱中症にかかりやすいので特に注意をはらってください。重症になりそのまま放置すると、血便や嘔吐、痙攣を起こしショック症状から死に至りますので応急処置をしながら病院と連絡をとり指示を受けるようにして下さい。

【すでに死亡して数時間がたち,死後硬直が起きている犬が搬入されました。体が熱いのでまだ生きているので治療をして欲しいとのことでしたが・・。 長時間暑い所に繋がれていたようです。昨年の夏は暑さに平気で元気だったから心配していなかったとのこと・・。悲しい出来事でした。】

— posted by shimoe-s at 09:58 pm  

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