残暑お見舞い申し上げますID:1155967254-

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病院前のクスノキでクマゼミが喧しく鳴いています。まだまだ暑い日が続きます、皆様も動物たちも体調に注意されお過ごし下さい。

— posted by shimoe-s at 03:00 pm  

ポテとの別れ、思いでID:1155721790-

長年皆様に可愛がって頂いた病院の看板犬、ポテが天寿を全うしました。ポテとの出会いは12年前にさかのぼり、穏やかで気のいいポテに何か引かれるものがあり、元飼主さんに切望して譲っていただいた経緯があります。(当時、府中の諸毛の山の中を放浪していたゴールデンリトリバーの雑種で妊娠中でしたが)それまで自由気ままに育ってきたポテは、病院前の戸手川の水鳥を見ては猛突進、人を見ては飛びついて愛嬌を振りまく性格で、問題点を解決するには少々時間が必要でしたが、私やスタッフの努力、理解ある周りの方々のおかげでノーリードで私に寄り添って付いて来てくれる犬になりました。成長していくにつれゴールデンリトリバーだなと思われる容姿になっていき、フレンドリーで気が小さいというこの犬種にありがちな性格でしたから、雷が大の苦手で、病院のドアがあちこち傷ついているのは、雷の時のポテの仕業なのです。ポテとは度々キャンプにも行って1つテントで川の字になって寝、山小屋にも常に同伴、蒜山三座も吾妻山も比婆山も恐羅漢も登りました。晩年、足腰の衰えは感じられましたが不思議に自然の中に行くと生き生きと走り回っていました。川にも海にも連れて行き、水嫌いのポテは私に寄り添いたいばかりに不器用に水をガブガブ呑みながら必死に泳ぎ、翌日は大下痢でしたが。獣医師でありながら日頃の忙しさにかまけ、もう、二ヶ月前にポテの体の異常に気付いてやっていれば、或いは今でもポテは私の机の下でいつものように寝息をたてていたのだろうかとも思います。私の中では、きっとポテは数年間、関節炎を患い、最後は心疾患という形で一生を終えるのかなとの思いがありました。でも結果は小腸全域の肉腫(悪性の癌)でした。私の手でメスを握り、長時間の手術にも耐えてくれたのですが、最後は救ってやることは出来ませんでした。ともかく病院に訪ねてくださる多くの人に可愛がってもらったこと、お盆もきて私の心の整理もつきましたので、お礼方々御報告します。

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— posted by shimoe-s at 06:49 pm  

捨て猫ID:1154494800-

皆さんこんにちは、動物看護士の高橋美穂です。皆さんは捨て猫に遭遇したことはありますか?ある日の出来事です。病院の前に段ボールが置いてあり2匹の子猫が入っていました。誰も探しに来られなかったので忘れられていたのではなく捨てられていたのです。『病院に連れて行けば何とかしてくれる』と考えてのことだと思いますが、私達がどんなに努力してもこの仔たちの里親をすべて見つけてあげることは困難です。人と動物が共に暮らすには望まない妊娠を防ぐために避妊、去勢手術は許されることだと思います。早いうちに(生後5カ月位から)手術をすることで、メスは子宮・卵巣の病気、乳腺腫瘍、オスは精巣・前立腺の病気の予防、喧嘩の予防になります。また発情時のストレスから解放してあげることができ性格も穏やかになる傾向があります。手術に不安を持たれる方もおありかと思いますが、麻酔をかける前に全身チェック、血液検査、心電図などを出来るだけして安全に手術が行えるようスタッフ一同心がけています。もちろん手術中も点滴、酸素濃度、二酸化炭素濃度、麻酔ガス濃度、心電計を監視しながら獣医師は手術にあたっています。避妊手術後は活動量の低下や発情の時に使われていたエネルギーが少なくなるため太りやすくなる傾向があります。ですから飼い主さんが愛情をもって食事の制限や運動不足にならないようしっかり管理してあげて下さい。今回のこともそうですが、捨てられる動物は少なくありません。飼う以上は責任を持って飼い、望まない妊娠を防ぐ為にも手術されることが大事だと思いました。

【動物の愛護及び管理に関する法律】では、すべての人が『動物は命ある物』であることを認識し、みだりに動物を虐待することのないようにするのみでなく、人間と動物が共に生きていける社会を目指し動物の習性をよく知ったうえで適正に取り扱うよう基本原則で定めています。院長

— posted by shimoe-s at 02:00 pm  

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