2月, 2013年

マダニについて

マダニが媒介するウイルス感染症SFTS(重症熱性血小板減少症候群)による国内の死者が4人と報告され、マダニについて質問されることがこのところ多くなった。バイエル薬品(株)から出されている説明図を基にお話します。

 

下の図のようにマダニは幼ダニ期から若ダニ期と脱皮して成長し成ダニ期を迎えます。

 

 マダニの生活サイクルマダニは山や森、河川敷の草むら等に潜み、そばを通りがかった犬,猫に飛び移れる機会を狙っています。動物の体温、振動、二酸化炭素などを感知し動物の体表へ寄生します。(マダニは唾液に含まれる酵素で皮膚を溶かしながら針状の構造物で切開し吸血します。)
唯一の栄養源は血液なのです。幼ダニ、若ダニは発育のため、成ダニは産卵のために吸血します。その吸血の際に原虫、ウイルス、リケッチア、細菌等が感染することがあるのです。
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草の先で動物が通るのを待っているマダニ。
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血を吸う前のマダニといっぱい血を吸ったマダニの大きさの違い。
madani03_img02この鉤状の歯を突き刺し血を吸います。
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顔、頭などによく咬みついています。毛が少ない場所も要注意です。
madani06_img02吸血中のマダニはセメントのような物質でしっかり咬み付いているため、引っ張ってもなかなか取れません。無理に取ろうとすると、口器だけが皮膚内に残り、化膿などの原因となります。慎重にピンセット等で除去したり薬剤を使用して取り除きます。
散歩等で草むらに入る犬,猫は定期的に動物病院用の駆除剤、忌避剤を使用して動物達を守ってあげてください。
                            バイエル薬品株式会社の資料を参照しました
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