8月, 2012年

猫の歯肉口内炎

口が痛くてフードが食べられない…口周囲を触ると痛くて怒る…等々の理由で来院されます。たいてい表題の病態が起きており痛くて怒り充分な診察が出来ない事が多く、麻酔下での精査となります。まずは通常の歯科治療(スケーリング、ポリシング)で口腔内をきれいにします。抗生物質、ステロイド、インターフェロン、ラクトフェリン、eFace-V等のサプリメント,レーザー治療などで内科的治療を試みます。これらの方法で大概は良い方向に向かうのですが、中にはステロイドに頼ってしまい糖尿病などを併発する場合もありますので連用は注意が必要です。この病気の原因はまだ不明な点が多く、複数の要因が関わっているようです。猫カリシウイルス、猫エイズ、猫白血病に感染していてこの病態を表していることもあるのでカリシウイルス、エイズ、白血病の検査はやっておく必要があります。難治性といって薬、注射、レーザーでも痛みが取れない症例も多く、最終的には下の写真のように全顎抜歯といって全部の歯を抜く方法をとります。

麻酔下で口を大きく開けています。赤くなっている所が炎症を起している歯肉です。

全顎抜歯して縫合したところ。歯根が一部でも残るとこの病態は改善しません。肉食動物の抜歯は結構大変です。

天空の湯

“天空の湯”という名に引かれ岡山県は鏡野町の海抜700mの『のとろ温泉』に行って来ました。あいにくの雨空でロケーションは今一でしたがリフレッシュ出来る温泉です。付近の山では月の輪熊も出没するようです。

出没注意の立て札!

 

ミストシャワー

暑い毎日が続いています。少しでも涼しくしようと病院玄関前の楠木にミストシャワー管を設置しました。打ち抜き井戸より水を引っ張っていますので冷水です。細かい水の粒子を噴射することで気化熱で周囲の気温を下げます。ひんやりとして体感温度も下がります。水しぶきでマイナスイオンも豊富になりリラックス効果も上がるはずです。頭上から何やら冷たいものを感じても吃驚なさらないで下さい。

血圧測定

人の病院では血圧を測ることは当たり前のことですね。でも動物病院では手術中の血圧測定は基本的に行なっているのですが、外来での診察時の血圧測定は色んな条件で難しい時があります。興奮等により正確に計れなかったと言うのが正しいでしょうか…。

今回、犬猫専用自動血圧計Pettrustを購入し使用していますが、中々良い感触を得ています。

臨床でよく認められる高血圧の症状は、多飲多尿、食欲の変化、体重減少、急性の失明、運動失調、心悸亢進、胸水貯留、眼振、痙攣など。

高血圧が高率に認められる疾患は腎疾患、副腎疾患、甲状腺疾患、心疾患、貧血、高脂血症、糖尿病、赤血球増多症、高エストロジェン症などです。

器機の精度が良くなったとはいえ、出来るだけ穏やかな状態で測定しなければならないのは言うまでもありません。

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