胃腸内の異物の行く末

2012-12-30

犬猫は身の回りにある色んな物を飲み込む(食べてしまう)ことがあります。目撃などで家族の人が気づけば早く対処出来るのですが…。下記の2例は何ヶ月も経って異常が出た症例です。パグ犬ですが元気食欲無く嘔吐するとのことで来院。小腸に鳥のオモチャが詰まっていました。1年前に無くした玩具だったそうです。次も同じ症状で来院されたダックスフント犬です。小腸より100円硬貨を取り出しました。飲み込んだ日時は不明ですが硬貨の変色と厚さ、重さの減少からだいぶ前のことと思われます。共通点は長期に渡り胃内に存在した為、胃酸の影響で変色、腐食していて元の形状を成していないことです。胃内にあるうちは大きな症状を出さなかったのでしょうが、流れて行き細い小腸に詰まったものですから大変です。何事も無く便と一緒に出てくれれば良かったのですけど。

元の黄色の鳥の玩具とは思えなく変形変色している。

左:元の100円硬貨4.8グラム 右:腸閉塞の原因になった100円硬貨、3.5グラムに減少変色していた。

100円硬貨の色と厚さの比較。右:胃酸による腐食の結果、薄くなっている。因に硬貨の成分である、銅,ニッケルによる中毒症状は認められなかった。

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