猫の扁平上皮癌ID:1234089444-

鼻の喧嘩傷がなかなか治らず、段々ひどくなってきたと13歳の猫が来院しました。明らかにケンカの傷ではありません。細胞診の結果、扁平上皮癌と診断されました。この癌は皮膚色素のないネコの耳、鼻、眼瞼に多く発生し、日光で腫瘍(癌)が誘発されます。治療は腫瘍が小さいうちに出来るだけ大きく外科的に切除します。あるいは放射線(外部遠隔照射療法)により治療します。このネコは飼い主さんの要望により外科的治療を選択しましたが、かなり進行していた為、鼻鏡と一部口唇を切除という結果になりました。出血と呼吸困難から逃れられ、顔の表情は変わりましたが、今は元気に暮らしています。下の写真は麻酔下での顔のため怒った様な怖い顔をしていますが、普段は明るい顔の子です、念のため..。
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手術前(麻酔がかかっています)

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手術が終わったところです。毛が生えてくれば怖い顔ではありません。

— posted by shimoe-s at 07:37 pm  

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