ミニチュア.ダクスフントのことなどID:1233831429-

最近ミニチュア.ダックスフントが多く飼われていますが、それだけ診察する機会も多くなり、困ったことに難治性の(遺伝性と思われる)病気が増えているように感じます。特に椎間板ヘルニア(下記に術中の写真を載せました).リンパ腫、直腸の癌、皮膚組織球腫などの腫瘍.耳介脱毛症、脂漏症、アトピー関連の表皮肥厚、特発性無菌性結節性脂肪織炎などの皮膚病、脛骨異形成症(内転足)などの運動器病、進行性網膜萎縮、睫毛重生などの目の病気、停留睾丸(陰睾)などなど難しそうな病名をあげましたが頻繁に見受けます。流行しているから、足が短く可愛いから、など安易に考え購入することないよう注意してください。また、この子の子供が見たいから..とか、知り合いに雄犬がいるから交配させたい..とか、遺伝疾患を無視した無計画な交配はしないように心してください。イヌの安産はもう昔の話です。帝王切開になるかもしれないと思って下さい。厳しいことを書きましたが現実です。治療費もかかります、病気と一生付き合っていかなければならないこともあります。犬を選ぶ場合、家庭環境に合った種類で、その犬の作られてきた歴史を勉強してからにしてください。今年は思いつくまま治療の写真など載せていきたいと思います。

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腰から針を刺し、造影剤を注入してヘルニアの場所を探します。
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背骨を削り、脊髄神経を圧迫している椎間板物質を取り除くところです。

— posted by shimoe-s at 07:57 pm  

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