瞬膜腺が瞬膜の内側から突出し、見た目がサクランボのように見えるのでチェリーアイと呼ばれます。瞬膜は人では退化している構造物で第三眼瞼とも呼びますが、涙液の30~50%を産生している場所でもありますから犬猫にとっては大事な組織なのです。瞬膜腺を支えている繊維性結合組織が先天的に欠損、未発達のために起こり炎症、肥大を伴います。涙産生の場所でもありますから特別な場合を除き瞬膜腺を切除するのではなく、元の位置に戻して縫合する方法をとります。
元の位置に整復したところです。まだ腫れていますが数日以内に目立たなくなります。
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