狂犬病は、犬あるいは動物だけの病気ではなく、人を含めた全ての哺乳類が感染し、発病すると治療方法がなく、悲惨な神経症状を示してほぼ100%死亡する極めて危険なウイルス性の人獣共通感染症です。本病は、約4,000年前から人類に知られていましたが、高度な医療が確立した現在も、世界では毎年約50,000の人と十数万の動物が発病死していると推定されています。現在日本には発生がないから、とか室内飼いだから大丈夫、などと良く耳にしますが、危険なことです。牛海綿状脳症、鳥インフルエンザなども日本には発生が無いから安心と思われていましたが、皆さんご存じのように大変な社会問題になりました。このように世界中との交流が活発な今日、油断は出来ません。日本は狂犬病を再び発生させないよう法律で義務ずけ、人と動物の生命を守っているのです。今、病気で治療中とか状態が悪い場合を除き、狂犬病ワクチン注射をして免疫をつけておきましょう。
T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0082 sec.
最近のコメント